あなたの失敗はまぎれもなく会社への貢献

 あなたには上司がいます。先輩社員がいます。彼らはなんのためにいるのですか? あなたの短所を補うためにいるのです。あるいはあなたの経験が少ないがゆえに発生する失敗の尻拭いをするためにいます。

 だから「これはちょっと自分の手には負えなさそうだ」と思ったら、すぐに彼らに助けを求めなさい。あるいは助けを求めるのが遅れて失敗しても心配することはありません。これまた即座に彼らの手を煩わせなさい。遠慮する必要はありません。人は、だれかから頼られることは、なににも増して嬉しいものなのですから。かくして上司や先輩をこき使ってやりなさい。

 「人は、接触回数が多いほど相手に好感を持つようになる」という心理学上の研究結果があるそうですが、それはあなたと先輩社員・上司という関係でも同じ。仕事は概ねそつなくこなすがあまり愛想のない部下と、よく失敗するがなにかと自分に相談を持ちかけてくる部下とでは、後者のほうがより可愛いものです。

 あなたはそこにつけ込み、そして先輩や上司の仕事ぶりを学ぶべきです。そうすればいつの間にか、かつてあんなにも困難なように思われていた仕事も、あたかも赤子の手をひねるがごとく簡単にできるようになります。これはもう「絶対」に確かなことですよ。

 いまあなたの会社の社長は、あなたに小さな失敗をたくさんさせ、かくして種々の経験を積まそうとしているのです。それがあなたの成長の糧となり、ひいては自社の利益につながるからです。だから、自分は思ったよりぜんぜん仕事ができないなどと悩むのは今日ここでお止めなさい。あなたが仕事ができないのは会社としても織り込みずみですし、そして失敗もまぎれもなく会社への貢献なのです。

(構成:諏訪 弘)

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