大好きな「駅伝」を年始に見ながら、2018年についてつらつら考えました。(写真:PIXTA)

 2018年の仕事始めからおよそ一週間。すっかりお屠蘇(とそ)気分も抜けた今日このごろ、遅まきながら新年明けましておめでとうございます。本年も当連載をどうぞよろしくご贔屓にお願い申し上げます。

 皆さんは年末年始をどうお過ごしになったでしょうか。私はといえば、これは毎年の恒例行事のようなものですが──、おせち料理をつまみに焼酎の杯を傾けながら箱根駅伝に見入っておりました(私は大の駅伝ファンなのです)。ご覧になった方も多いでしょうが、今年も青山学院大学が危なげのないレース展開で見事に大会四連覇。私は同大とはなんのゆかりもない人間ですが、「盤石」とはこういうことかと思いました。強いプレッシャーの中で、勝ち切るのは大変だったことでしょう。

人手不足が一段落するまでは、大きな変化が続く

 2017年は、世界的によく知られている我が国の企業に、信じられないような不祥事が数多く起こりました。私は2018年も、これまで世間的には「盤石」と思われてきた企業から、さまざまな矛盾やスキャンダルが次々と噴出する年になると踏んでいます。それはもちろん企業にとってはかなりの痛手、時に致命傷ともなります。当然(先の駅伝になぞらえていえば)、区間のトップランナーがその座を二番手に明け渡したり、あるいはレースを放棄したり、といった劇的なことが起こると予想しています。

 昨年の経済界では、日本の屋台骨を担ってきたような大企業が凋落したり、企業の内紛劇が表面化したり、はたまた大手メーカーが何十年にわたって各種データをごまかしていたことが露見したり、といったことがあったわけです。多くの人も予感されているかもしれませんが、2018年以降もこういうことがいっそう頻発します。理由について詳細を述べる余裕はここではありませんが、その傾向は当面は、少なくとも昨今の人手不足が一段落するまでは──続くだろうと私は考えています。