シリーズ
財部誠一の「ビジネス立体思考」

完結
6回
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“復活”本間ゴルフ、劉流M&A経営の巧みさ
経営破綻から13年、かつての名門ゴルフクラブメーカー、本間ゴルフが快調に飛ばしている。そのドライビングフォースは中国人オーナーの劉建国会長だ。「本間はゴルフ界のエルメスだ」。本間ゴルフを買収した劉氏の動機はこの一言に込め…
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スシローGHDの増益見通し、もう一つの理由
スシローグローバルホールディングス(GHD)は8月8日に2018年9月期の最終増益見通しを発表、スイーツメニューなどが好調で順調に売り上げも拡大している。だがそれはあくまでもPL(損益計算書)上のお話。ひとたびBS(貸借…
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トヨタ「モビリティ戦略」の次の狙い
自動運転開発競争でGoogleに大差をつけられているトヨタが、本気の行動に出た。1月にラスベガスで開催された「CES 2018」で発表した、モビリティーサービス専用EV「e-Palette」である。このサービスにはアマゾ…
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豊洲を「小道具」にするな、都知事は政治決断を
東京都の豊洲市場問題については、小池都知事が「政治的野心実現のための小道具」として扱ってきた結果、着地点を見失ってしまっている。豊洲市場を使えるようにするには、土壌汚染と切り離し、市場としての安全性を検査する必要がある。
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オバマ政権よりも親日的なトランプ政権
「トランプ政権で日米関係は格段に良くなる」──。安倍首相とトランプ大統領との電話会談の場に同席した政権幹部は、日米関係の先行きに手応えを感じたという。少なくとも現時点においては、安倍政権内に期待先行ムードが広がっている。
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東芝と味の素、命運を分けた買収劇
東芝が2006年に買収した米WH社で発生する損失のために、再び債務超過のリスクに晒されている。一方、味の素ではロシア経済危機の時に数億円で買収したロシアの研究所が同社の「宝」に育っている。企業買収の成否が命運を分けた。
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小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
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徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
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クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
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不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
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菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
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1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
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10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
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河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
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ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
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大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
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グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
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フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
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ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
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テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
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70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回