ゴールデンウイーク初日の朝、まだ静かな京都御苑を歩いていると、東隣の寺院に観光客の行列ができていました。この寺院は千年の歴史を持つ浄土宗大本山「清浄華院」。全国から浄土宗徒や僧侶が集まる“京都御所ゆかりの高貴な寺院”で、一般の観光客にはちょっと敷居が高いお寺です。なぜ、この日に限って観光客が集まったのでしょうか。

 観光客の目的は、この日限定で授与されるご朱印でした。清浄華院が当日、境内で行われた「畳寺の畳まつり」に人を集めるために、特別なご朱印を授与することを決めたのです。ご朱印ブームの昨今、ゴールデンウイーク初日限定で、高貴な寺院の特別なご朱印がもらえるという情報は、全国から観光客を集めるために十分なパワーがありました。結果、朝から観光客が押し寄せたというワケです。

特別なご朱印を授与する僧侶たち
清浄華院が授与した特別な「畳寺のご朱印」

「知られない」は存在しないと同じこと。