シリーズ
田原総一朗の政財界「ここだけの話」

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東京医科大学問題、男女不平等はここだけか
東京医科大学の入試不正問題が明るみとなり、マスメディアが痛烈に批判している。しかし、当のマスメディアも女性幹部の割合は極めて低い。政界、財界も同じだ。
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来年の参院選は野党が勝てる可能性がある
安倍内閣は支持率が意外なほど下がらない一方、不支持率も高い。にもかかわらず、野党は不支持の受け皿になれていない。
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AI時代を前に、企業は危機感を募らせている
AI大国である米国からゆうに3周は遅れているという日本だが、企業の生き残りは可能なのだろうか。AIによって人間の仕事が奪われるという見方もあるなか、人は来たるAI時代に向けてどのように生きればいいのか。
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理解し難いトランプ大統領に自民党幹部は困惑
トランプ米大統領が何を考えているのか、全く理解できない。自民党幹部らの電話をして尋ねてみたが皆、一様に困り切っている。
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オウム事件、真相を究明してほしかった
オウム真理教の元代表ら計7人の死刑が執行された。一連の事件について今思うのはやはり、真相を究明してほしかったということ。僕にはその思いが強い。
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米中貿易戦争に、方針が定まらない日本
米国と中国はこのまま一気に貿易戦争に突入するのか。その場合、日本はどう対応するのか。国内外の政治情勢から展望する。
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加計氏の緊急記者会見、さらに深まった疑惑
加計学園の加計孝太郎理事長の緊急記者会見は、「事務局長が勝手にやった」という責任逃れの説明ばかりだった。これは、安倍首相および柳瀬唯夫元首相秘書官の発言と酷似している。
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拉致問題で日本との「駆け引き」図る北朝鮮
米朝首脳会談を経て、「拉致被害者が帰ってくるかもしれない」という期待感が日本国内で高まっている。一方、北朝鮮には拉致問題を日本にできる限り「高く売りつけたい」思惑がある。
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米朝会談を終え、日本政府が抱いた懸念
米トランプ大統領の頭を占めるのは秋の中間選挙。米朝首脳会談の開始時刻は米国東部時間だと夜9時で、金正恩氏との握手の瞬間を国民にテレビでアピールしやすい時間帯に設定したという見方がある。
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北朝鮮の非核化は本当に実現できるか
6月12日の米朝首脳会談では北朝鮮は非核化を約束するだろう。しかし、その実現について、一部メディアから「北朝鮮の非核化には20年間を要する」との声が出始めた。
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米朝首脳会談、北朝鮮は核放棄を高く売る
いったんは中止の流れにあった米朝首脳会談が実現に向けて再始動している。おそらく6月12日前後には開催されるだろう。焦点は米朝が非核化についてどこまで話し合うか、だ。
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新たな文書明らかに、安倍首相は乗り切るか
加計学園をめぐる問題について、新たに出てきた愛媛県の文書。安倍首相がその内容を認めないことで沈静化するのだろうか。長い間政界を見てきたが、こんなことは今までなかった。
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公明党、小泉進次郎氏に政権の抑止力はあるか
自民党内には安倍批判ができる議員がほとんどいない。強いて言えば、石破茂氏くらいだろう。次の自民党総裁選に石破氏は出馬するだろうが、その時にキーマンとなるのは実は小泉進次郎氏だ。
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地元に帰りたがる政治家と若者の無関心
連休中の国会議員はとにかく地元の選挙区に帰る姿が目立った。これは小選挙区制の影響で、中選挙区のころはそうではなかった。自民党の各派閥は政策を考えたり、勉強をしたりしながら議論する土壌をつくり、主張を通そうと競い合った。
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だらしない野党と消えた反・非主流派の行方
だらしなさの目立つ野党は、政権を本気で奪取しようという構想を持っていない。一方、自民党の中に反主流派も非主流派もなくなった。その結果、安倍降ろしの気配すら出てこない。これは日本にとって重大な問題だ。
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「ポスト安倍」は辞任のタイミング次第
森友・加計問題で安倍首相の責任追及は免れない。安倍内閣はここからそれほど長くもたないはずだ。「ポスト安倍」は岸田文雄氏、石破茂氏が有力。どちらになるかは、安倍首相が辞任するタイミングにかかってきそうだ。
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「首相案件」スクープは安倍政権終焉の引き金
朝日新聞が報じた加計学園問題における首相秘書官の「本件は、首相案件」発言。これは安倍政権の致命傷になるだろう。足元では内閣の人事権強化に不満を持つ「官僚たちの反乱」が相次いでいる。
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安倍内閣、支持率微増の意外 中朝会談の影
森友文書改ざん問題で国会が紛糾する中、急落すると思われた安倍内閣の支持率が微増に転じた。金正恩氏の電撃訪中が背景だが、次の焦点は4月17、18日の日米首脳会談。安倍首相にとって正念場だ。
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昭恵夫人の証人喚問の前に安倍首相は辞任する
佐川宣寿前国税庁長官は、3月27日の証人喚問で50回以上も答弁を回避した。官邸と財務省の両方に忖度して、ベストを尽くしたと考えているかもしれないが、長期的に見れば安倍首相辞任の引き金になると僕は思う。
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解任の嵐のトランプ政権で最後の砦はマティス
トランプ大統領はティラーソン国務長官を解任し、マクマスター大統領補佐官も更迭される見込みだ。後任はいずれも保守強硬派である。米朝首脳会談を控え、トランプ政権はどう動くのか。僕は、唯一の頼みの綱はマティス国防長官だと思う。