僕が期待している政治家は3人

 僕はかつて、石破茂氏と谷垣禎一氏に「中選挙区制に戻すべきだ」と話したことがある。すると、石破氏は「おっしゃるとおりだが、中選挙区制には反対だ。なぜならば、中選挙区制では、一人当たり1億円以上のコストがかかるからだ」と言った。

 昔は、政治家のスキャンダルと言えば、金権スキャンダルだった。しかし今はそんな話はほとんど聞かなくなった。選挙にお金がかからなくなったのである。だから、今騒がれているのは、不倫スキャンダルばかりなのである。

 選挙にお金がかからなくなったことは悪いことではないが、その分、自民党の中で論争が起こらなくなってしまった。首相に「NO」と言える政治家がほとんどいなくなってしまったのである。

 ただ僕は、石破茂氏、小泉進次郞氏、河野太郎氏には期待を抱いている。彼らは言いたいことを言える人物だ。孤立を恐れていない。選挙で圧倒的に強い、という理由もあるのだろう。

 このように様々な問題をはらんでいるものの、日本の政権は安定している。経済も雇用も安定している。欧米のように反グローバリズムの嵐は起こっていない。

 世界の主要国が「反グローバリズム」「自国ファースト主義」に傾いていけば、世界経済は停滞する。外交にも悪影響が出るだろう。だからこそ、政治が安定している日本こそが、グローバリズムへの不信感を払しょくするために行動しなければならないと僕は思う。

 各国が再び協調するために、日本に何ができるのか。2018年は、「ポスト・グローバリズム」が一つの大きなテーマになるのではないかと思う。