民主党はロシアゲート問題を追及するしかない

 では、民主党はどこでトランプ氏に対抗するのか。情報通たちに話を聞くと、どうやら民主党が対抗できそうなのは「ロシアゲート」問題しかないのではないか、という。

 いち早くその動きを察知したトランプ氏は、民主党が下院で勝利してから1日も経たないうちに、ジェフ・セッションズ司法長官を更迭した。これは、民主党の封じ込めが目的である。

 今、一番ロシアゲート問題に熱心に取り組んでいるのは、マラー特別検察官である。こちらも、トランプ氏は解任するのではないかといわれている。

 中間選挙が終了し、米国民の関心は次の大統領選挙に向かっている。トランプ氏の再選を何としても阻止するために、民主党はロシアゲート問題においてますます追及を強めていくだろう。

 ただし、今の民主党には、トランプ氏に対抗できそうな人物がいない。民主党はこれから有望な人物を立てられるのか。この点にも注目している。

 日本との関係についても触れておきたい。

 選挙結果を受けて、トランプ氏は1月にも本格始動が見込まれる日米の物品貿易協定交渉について、相当強硬な姿勢で臨むのでないか、との見方が強い。自動車と農業が焦点だが、自動車については米側が関税を引き上げる代わりに、日本側に輸出数量規制を求めるのではないかとの声が出始めている。

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