中間選挙の結果に合わせて2つのプランが必要

 トランプ氏の支持層は「米国第一主義に反対するエスタブリッシュメント層は、トランプ氏を潰すことしか考えていない」と捉えている。だからむしろ、こういった報道はトランプ氏にとって追い風となるのである。それで今、接戦となっている。トランプ氏が連邦最高裁判事に指名したブレット・カバノー氏の人事について、米議会上院が賛成多数で承認したこともトランプ氏の後押しになった。

 このため、安倍首相は「トランプ氏が中間選挙に勝利した場合、どう付き合っていくのか」と「反対に、負けた場合にどう付き合うのか」という、2通りのプランを考えなければならない状況となっている。

 しかも米国は中国との間で溝が深まっている。この対立がどこまでエスカレートするのか。両国とも、対立が深まれば損失になるとわかっている。どこかで落としどころをつけなければならないことは両国ともわかっているが、それがなかなか見えない。

 これらを日本はどう捉え、どう対応すればいいのか。もちろん経済とも密接に関係するだけに、安倍首相の手腕が問われる。

AIで私の仕事はなくなりますか?』(講談社+α新書) 田原 総一朗著

 84歳になったジャーナリスト・田原総一朗が、人工知能=AIに挑む。

 AIは社会をどう変えるのか/AIは日本人の雇用を奪い、「勝ち組」と「負け組」の格差を拡大させる悪魔の技術なのか/世界の企業はグーグルの下請けになるのか/日本の産業を「小作人」化の悪夢からどう救うか/銀行のビジネスモデルは崩壊寸前?/中国の「情報独占」の恐怖……などの疑問を、世界最先端の研究者たちに真正面から問う。

 グーグル=グレッグ・コラード、プリファード・ネットワークス=西川徹、トヨタ・リサーチ・インスティチュート=ジェームス・カフナー、東京大学=松尾豊、ドワンゴ人工知能研究所=山川宏、経済産業省=柳瀬唯夫ら世界を代表する面々が総登場する、驚異の一冊!