日米地位協定と北方領土問題
つまり、安倍首相が「絶対に米軍が北方2島には進駐しない」ということをプーチン大統領に約束しなければ、北方領土問題の話は進まないのである。今後、安倍首相が米国と交渉し、日米地位協定を改正することができれば、北方領土が返還される可能性が出てくるかもしれない。
僕は安倍首相に、「米国の要求通り、日本は安保関連法案を成立させたのだから、日米地位協定も変えるべきだ」と話したことがある。すると、「実は検討しています」と言う。「成果が全く見えていないじゃないか」と僕が言うと、安倍首相は「実は、米国が表に出さないで欲しいと言ってきている」と答えた。
日本政府は、水面下で動いているようだが、まだ結論は出ていないようだ。安倍首相が日露関係をどう進めていくのか。ここにも引き続き注目していく。
84歳になったジャーナリスト・田原総一朗が、人工知能=AIに挑む。
AIは社会をどう変えるのか/AIは日本人の雇用を奪い、「勝ち組」と「負け組」の格差を拡大させる悪魔の技術なのか/世界の企業はグーグルの下請けになるのか/日本の産業を「小作人」化の悪夢からどう救うか/銀行のビジネスモデルは崩壊寸前?/中国の「情報独占」の恐怖……などの疑問を、世界最先端の研究者たちに真正面から問う。
グーグル=グレッグ・コラード、プリファード・ネットワークス=西川徹、トヨタ・リサーチ・インスティチュート=ジェームス・カフナー、東京大学=松尾豊、ドワンゴ人工知能研究所=山川宏、経済産業省=柳瀬唯夫ら世界を代表する面々が総登場する、驚異の一冊!
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