内閣改造をしても、支持率は回復しない

 安倍首相は、8月に内閣改造をすると言っている。しかし、僕は内閣改造をしても、支持率は回復しないと思う。

 このまま支持率が30%を割れば、自民党の議員たちが、次の選挙で自分は当選できないのではないかという危機感を持ち始めるだろう。自民党の議員たちは、この国をどうするのか。自民党をどうすべきか。そういった肝心要の問題について全く考えていない。彼らの頭の中にあるのは、自分の落選に対する恐怖だけだ。

 すると、安倍内閣の支持率が30%切るあたりで、「安倍降ろし」が始まる。その時、自民党は大混乱に陥るのではないかと僕は考えている。

 ではどうすればいいのか。自民党幹部の中で、誰かが責任を取らなければ、この動きは止まらないと思う。

 このまま支持率が下がり、安倍降ろしが始まったとしても、自民党内には「ポスト安倍」は不在だ。従来の自民党には、必ず次期首相候補がいたが、今は有力な候補者がいない。ポスト安倍が誰なのか見当もつかないから、大混乱に陥るだろう。

 例えば、今、首相候補として石破茂元幹事長の名前が挙がっているが、彼は安倍批判をしているだけで、「私ならこうする」という話は一切していない。

 このままでは、自民党の未来は未知数どころか崩壊だ。以前、「内閣支持率急落が示す『自民党の劣化』」でも述べたが、全ての原因は自民党の劣化だ。しかし、党内でそれに気付いている者はいない。支持率が30%を切るのは、時間の問題だろう。