自民党内は安倍首相のイエスマンばかりだ(写真:つのだよしお/アフロ)

 6月19日、加計学園の加計孝太郎理事長が突然、記者会見を開いた。告知は会見の2時間前であったうえ、地元以外のメディアを拒否したため、東京、大阪の記者が出席できなかった。しかも、たった26分間という短さだ。

 この記者会見では、逆に疑惑がどんどん膨れ上がってしまった。加計氏は「2015年2月25日の加計学園と安倍首相との面会は記憶にも記録にもない」と主張している。しかも、愛媛県の文書に記載されたのは、獣医学部の新設を進めるために渡辺良人事務局長が勝手にやった話だ、というのである。

 では、事務局長の一連の動きを知ったのはいつなのか。この質問に対し、加計氏は「わからない」と言った。理解しがたい話ばかりである。これについて、メディアはもっと追及すべきであったが、会見での質問が非常に甘かった。

 そもそも、事務局長がこんなことを勝手にやるようなことはあり得るのだろうか。19日の記者会見は、実施することも、告知の仕方も、決めたのはすべて加計理事長だという。つまり、加計氏が決断の全権を掌握しているわけだ。

 このように加計氏がワンマンな人物であることを考えると、「事務局長が勝手にやった」ということは、できるはずがない。

 これは、誰かにそっくりだ。安倍首相である。