本コラム「北朝鮮を非難しても問題は解決しない」でも述べたが、北朝鮮はかつて、2003年から開催された6カ国協議を裏切り、2006年に第1回目の核実験に踏み切った過去がある。確かに、今回も同じ轍を踏む可能性はある。

前提条件を詰める必要がある

 また、北朝鮮の「非核化」が実現するとしても、今の段階ではまずもう少し前提条件を詰める必要がある。何かというと、「朝鮮半島の非核化」だ。北朝鮮と中国との間では、こうした認識がすでに共有されているようだ。

 しかし、そのためには米国は韓国から撤退しなければならないことになる。その条件を米国が飲むかどうかが問題だ。といっても、1回目にそこまで踏み込むことはない。2回目以降の米朝首脳会談で話し合われるのではないだろうか。

 こういった一連の情報は、日本の外務省も掴んでいる。そこで日本がどうするのか。今、議論されているところだ。