天皇陛下は皇室典範の改正を望んでいる

(写真:アフロ)

 今年に入り、天皇陛下の生前退位の実現に向けて議論が進んでいる。政府は2019年1月1日に皇太子さまが天皇に即位し、同日から新元号とする方向で検討に入った。

 生前退位について、政府は今回限りの特例法で対応しようとしている。しかし、天皇陛下はこのやり方ではなく、皇室典範を改正した上での生前退位を望まれていると思う。

 今月10日に発売された「文藝春秋2月号」に、天皇陛下の学習院時代のご学友である明石元紹さんのインタビューが掲載されている。明石さんは、天皇陛下の退位に関するお気持ちを直接聞く機会があったそうだ。

 昨年7月13日、NHKが陛下の「生前退位のご意向」についてのビデオメッセージを放送した。明石さんは、これについて報道機関から取材された時、「お気持ち」を発した背景に「皇后さまのご体調が悪いのではないか」という推測を話した。

 ところがその後、陛下から明石さんのもとに電話が来て、「美智子(皇后陛下)を心配して譲位を訴えているように受け取られてしまうので、困る」と仰ったそうだ。

 さらに陛下は、「この問題は、僕のときだけではなくて、将来を含めて譲位ができるようにしてほしい」と続けられたという。

 つまり、陛下は特例法ではなく、あくまでも皇室典範の改正を望んでいらっしゃる。僕も、皇室典範の改正は必要だと思う。