ジャーナリストの田原総一朗が、首相、政府高官、官僚、財界トップから取材した政財界の情報、裏話をお届けする。
シリーズ
田原総一朗の政財界「ここだけの話」

完結
99回
-
10年後に“人余り”の可能性、政府は説明すべき
2018年12月に出入国管理法改正案が国会を通過。国会での審議の時間は衆参両院で計37時間程度しかなかった。なぜ、しっかり審議されないまま強行採決となったのだろうか。
-
変わる防衛政策、日本は 「矛」を持つべきなのか
中期防衛整備計画に海上自衛隊のヘリコプター搭載護衛艦「いずも」型護衛艦の空母化が盛り込まれた。防衛政策は大きな転換点を迎えている。
-
沖縄の基地移設問題、日米地位協定の改定が必要
辺野古沿岸部の埋め立て工事が開始され、国民の反発が強まっている。解決するにはどうすればいいのか。僕は「日米地位協定」の改定が必須だと思う。
-
入管法改正、「何も決めずに強行採決」の波紋
入管法改正が参議院本会議で強行採決された。しかし、外国人労働者の待遇や資格取得の条件など、具体的なところは全く決まっていない。将来、問題が噴出する可能性が極めて高い。
-
外交で手一杯、内政に取り組む余裕ない安倍首相
12月1日に開催されたG20で存在感を示した安倍首相だが、山積する国内の問題に取り組む余裕が全くない。この大きな矛盾が、今、非常に露骨に現れている。
-
ゴーン氏逮捕、国内の報道に違和感
11月19日、金融商取引法違反の疑いで日産のカルロス・ゴーン前会長が逮捕された。有価証券報告書に記載する自身の役員報酬額を半分にしていたというが、なぜ、日産は今になって告訴に踏み切ったのだろうか。
-
入管法改正、政府は法案成立を急ぐな
今国会の最重要法案である「出入国管理法改正案」。政府は外国人労働者の受け入れ拡大を図るが、この問題はもっと議論を重ねるべきだ。
-
米議会、民主党の切り札は「ロシアゲート」だけ
11月6日の米中間選挙では、上院が共和党勝利、下院が民主党勝利となり、ねじれ議会となった。トランプ氏の打ち出す政策はどのように変わっていくのか。
-
外国人労働者受け入れ拡大、自民内にも反対の声
今秋の臨時国会の審議で、最も重要なのは外国人労働者の問題だろう。経済界の声を受けて安倍首相は受け入れ拡大を図るが、自民党内でも反対の声が強い。
-
中間選挙の結果にかかわらず、米中対立は激化する
11月6日米国で中間選挙が行われる。当初はその結果によってトランプ大統領の政策路線が変わると言われていたが、どうやらそうではないとの見方が広がっている。
-
「空気を読まない若者」が日本を変える日が来る
油圧機器メーカーの検査データが改ざん問題が明るみに出た。不正を行う企業が後を絶たない。「NO」と言えない、空気を破るのを恐れる文化が、不正を助長させている。
-
憲法改正の前に日米関係の在り方を議論せよ
憲法改正を本気で推し進めるならば、自民党議員らは各選挙区でその必要性を説明すべきである。
-
新しい経済政策なければ安倍首相は参院選で敗北
第4次安倍内閣が発足。この内閣は長くとも3年で終わる以上、レームダックになりかねない。回避するには新しい経済政策が必要だ。
-
沖縄県知事選、大差の理由と参院選への影響
沖縄知事選挙で玉城デニー氏が大勝。自公が推す前宜野湾市長の佐喜眞淳氏が敗北したことは、野党の勢いを強め、来年の参議院選挙にも影響を及ぼすだろう。
-
日露首脳会談、プーチン氏は日本に対し前向き
9月20日の自民党総裁選では安倍首相が3選を果たしたが、安倍首相はどのような政策を打ち出していくのか。経済、外交などさまざまな課題が山積している。
-
潜水艦の南シナ海派遣、安倍首相は知っていたか
9月13日に海上自衛隊が南シナ海に向けて潜水艦を極秘派遣して訓練を実施した。しかし、これは防衛省からの指示ではなく、自衛隊が独自に判断したものだという。
-
日本のエネルギー政策に責任を持つ人物がいない
年々エスカレートする異常気象の大きな原因は地球温暖化である。日本でも環境問題、エネルギー政策を議論すべきだが、政治家の関心は低い。
-
自民党は小池知事の下での五輪開催に大反対
2020年に控える東京五輪に向け、様々な問題が噴出し議論をよんでいる。焦点の1つは東京都の小池百合子知事と自民党との対立。自民党は小池氏の下での五輪開催を回避したい考えだ。
-
総裁選、安倍氏は「党員票6割超え」できるか
自民党総裁選に対し、石破茂氏は自民党の問題点を指摘。安倍首相との討論を望んでいる。しかし、討論はおそらく実現しない。なぜだろうか。
-
全米の新聞がトランプ氏に抗議、日本はどうか
「マスメディアは敵だ」と主張するトランプ大統領に対し、全米300以上の新聞が一斉に抗議。米国では活発な論争が日々行われているが、日本はどうだろうか。自民党もマスメディアも、劣化しつつあるのではないか。
おすすめのシリーズ
-
小田嶋隆の「ア・ピース・オブ・警句」 ~世間に転がる意味不明
「ピース・オブ・ケイク(a piece of cake)」は、英語のイディオムで、「ケーキの一片」、転じて「たや…
-
徹底予測2021年 底打ちか奈落か
日本経済の節目の年として幕を開けた2020年は、誰もが予想できない最悪の1年となった。すべての始まりはコロナ禍だ…
-
クルマ大転換 CASE時代の新秩序
総付加価値額が450兆円ともされる自動車産業の構造が変わり始めた。GAFAやEVスタートアップ、ソニーなどが新た…
-
不屈の路程
話題の経営者や気鋭の起業家はいかにして自らの経営を確立するに至ったのか。そこにたどり着くまでの道のりは決して順風…
-
菅野泰夫のズームイン・ズームアウト欧州経済
ロシアを足掛かりに、欧州経済・金融市場の調査を担当して、既に十数年の月日がたちました。英国の欧州連合(EU)離脱…
-
1000年企業の肖像
日本は創業100年以上の企業が多くあり、世界一の長寿企業大国として知られる。その中には創業1000年を超えると伝…
-
10 Questions
いま、世の中で起こっていること。誰もが知りたいと思っていること。でも、ちゃんと理解できていないこと。漠然と知って…
-
河合薫の新・社会の輪 上司と部下の力学
上司と部下が、職場でいい人間関係を築けるかどうか。それは、日常のコミュニケーションにかかっている。このコラムでは…
-
ファクトフルネス思考
「データを基に世界を正しく見る習慣」を紹介した書籍『ファクトフルネス』は、日本で90万部を超えるベストセラーとな…
-
大西孝弘の「遠くて近き日本と欧州」
日本の読者にとって欧州のニュースは遠い国々の出来事に映るかもしれない。しかし、少子高齢化や低成長に悩み、企業の新…
-
グルメサイトという幻
食べログ、ぐるなび、ホットペッパーグルメ──。外食店探しに欠かせない存在となったグルメサイトの地位が揺らいでいる…
-
フェルディナント・ヤマグチの走りながら考える
この度、故有りましてこの日経ビジネスオンライン上で、クルマについて皆様と一緒に考えていくナビゲーター役を仰せつか…
-
ファストリ、異次元の経営
コロナ禍の混乱からいち早く抜け出したファーストリテイリング。破綻が相次ぐアパレル業界にあって、なぜユニクロだけが…
-
テスラが仕掛ける電池戦争
日本でも2030年代半ばに新車販売でガソリン車をゼロにする方針が打ち出されるなど、各国の環境規制強化により普及段…
-
70歳定年 あなたを待ち受ける天国と地獄
従業員の希望に応じて70歳まで働く場を確保することを企業の努力義務として定めた、改正高齢者雇用安定法が2021年…
全8回