シリーズ
西村友作の「隣人の素顔」~リアル・チャイナ

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1日平均2000万回!中国で加速する新型コロナワクチン接種
6月末現在、中国の累計ワクチン接種回数は12億回を超えた。21年末までに少なくとも接種対象者の70%の接種完了を見込む中国。今後も接種回数は高水準で推移しそうだ。
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“キャッシュレス国家”中国で、増える自販機、減るATM
中国人が財布を持ち歩かなくなって久しいが、新型コロナウイルス禍を経てキャッシュレス化はさらに加速している。中国人民銀行の統計によると、2020年のモバイル決済額は前年比24.5%伸びた。そんな中、増えているのが、キャッシ…
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コロナ禍はほぼ収束。中国で進むデジタルの社会実装
コロナ禍で対面営業が制限を受けた中、中国社会で広がったのがデジタル技術を活用したオンラインでの営業活動だった。不動産の営業をはじめ、ライブコマースなど消費者の暮らしにデジタルが定着、さらに教育もデジタル化が進んでいる。
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コロナショックで変わる中国の経済成長エンジン
2020年における中国の実質経済成長率は2.3%と、新型コロナウイルスの感染拡の中、主要国の中では、唯一プラス成長を維持した。だが、国家統計局が公表した経済成長率への寄与度をみると、19年では約6割を占めていた消費(個人…
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結婚できない?しない?「一人っ子」たち。中国の婚活・出産事情
中国の人口抑制政策「計画生育」撤廃に向けた動きは着々と進んでいる。中国の人口政策転換の背景にあるのが出生数の低下だ。国家統計局によると、「一人っ子政策」を撤廃した2016年こそ出生数が1786万人と前年比で131万人増え…
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「3日で1000万人PCR」先端技術と人海戦術の中国コロナ対策
中国は国内の新型コロナ感染拡大を如何にして抑え込んだのであろうか。用いられたのは、ハイテクとローテクを組み合わせた、中国ならではの手法であった。
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中国入国、水際対策のリアル。日本人専用ホテルの14日間
2020年、コロナの感染拡大の影響で日本滞在を余儀なくされていた私は、勤務先の北京対外経済貿易大学に戻るため、12月末、日本を出発した。そこで今回は、私が経験した中国の水際対策についてお伝えしたい。
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アントはなぜ「上場延期」に追い込まれたのか?
注目度も極めて高く、個人投資家も殺到し、調達額も史上最大になると期待されていたアントグループ。上場2日前の延期発表は市場に大きな衝撃を与えた。突然の延期の理由は何だったのだろうか。
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中国、感染徹底抑制で経済はV字回復も、気になる駐在員ケア
中国経済の回復が鮮明になってきた。中国国家統計局が10月19日に発表した第3四半期まで(1~9月)の実質GDPは、前年同期比0.7%増とプラスに転じた。徹底したコロナ対策が効果を発揮しているようだ。
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アリババ傘下アント、上場資金3.7兆円で「世界展開」へ
アリババグループ傘下で、中国最大のスマートフォン決済『支付宝(アリペイ)』を手掛ける金融テクノロジー企業アント・グループが、上海と香港株式市場に同時上場する。調達額は350億ドル(約3.7兆億円)に達するとの報道もあり、…
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大手IT企業5000人超採用も! 中国の最新就活事情
主要国が軒並みマイナス成長に陥る中での中国経済の回復力が際立ってはいるが、全体での新規雇用者数は伸び悩んでおり、「雇用なき復活」(2020/7/16付 日本経済新聞電子版)とまでいわれている。確かに、統計データに表れ現れ…
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中国の地方債、57兆円のゆくえ
中国のインフラ投資の中で最も注目を集めているのが、中国政府が建設を加速させている「新型インフラ」だ。中国国内では、この新型インフラをテーマとしたシンポジウムやセミナーの開催が増えていることからも、その注目度の高さがうかが…
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感染第2波に即応する北京。大学院入試もオンラインに
新型コロナウィルスの感染第2波が起きたとされる北京は迅速に対応。社会全体も感染抑制に動いた。大学も例外ではなく、卒業式はライブ配信で行われた。
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中国、経済を「内需」拡大に戦略転換、主役は「地方」に
中国の全国人民代表大会(全人代)が5月22 日~28日の日程で開催された。李克強首相は「報告」で、「雇用、国民生活の保障、脱貧困の目標達成にしろ、リスクの防止・解消にしろ、全てにおいて経済成長の支えを必要としている」と、…
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新型コロナウイルスで大激震、中国人学生就活のリアル
新型コロナウィルスの感染拡大で、私が最も気にかけているのが、教え子たちの進路である。卒業を控えた学生にとって、学位論文の執筆や就職活動など多くの重要イベントが重なるこの時期は、今後の人生を左右する「分岐点」といっても過言…
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「ポスト新型コロナ」×「5G」で広がる中国の新ビジネス
第5世代移動通信システム(5G)の商用サービスが、2019年11月から50都市でスタートした。中国政府は当初、2020年に商用化する目標を掲げていたが、これを前倒しさせ普及の促進を加速させてのスタートだった。コロナ過で景…
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新型コロナウイルスを契機に激変する中国の教育現場
新型コロナウイルスによる肺炎感染の拡大により、中国経済に対する負の影響が深刻さを増している。特に懸念されるのが非製造業の落ち込みだ。中国国家統計局が発表した2月の購買担当者景気指数(PMI)は、非製造業で前月より24.5…
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共産党結党100周年を前に、新型肺炎で試される中国経済
中国では、今回の新型肺炎の感染拡大により、消費喚起につながる様々なイベントも中止となっており、個人消費の低下は避けられない。今後の中国経済の見通しを北京の状況も踏まえてお届けする。
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食卓から消える中国の「国民食」
国家統計局が1月9日に発表した統計によると、19年通年の消費者物価指数(CPI)は前年比2.9%上昇した。単月で見ると、1月は前年同月比1.7%プラスに過ぎなかったが、12月には4.5%プラスに達している。その主要因が食…
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キャッシュレスで変わる中国のキャンパスライフ
「大学生活」といえばまず何をイメージするだろうか。中国の大学は原則的に全寮制で、敷地そのものが「学」「食」「住」一体の一つの街となっている。私の勤務先であり、1万5000人が生活する、北京市の対外経済貿易大学のキャンパス…