私も多くのことを学んでいた

 ここまでの段階で、私も既に有田で多くのことを学んでいました。

 一時は伝統工芸と結びつきすぎているために、なかなか新しい発想が生まれないのか、と思っていました。しかし、それはまったくの誤解でした。むしろ伝統工芸と結びついているからこそ自然と生まれてくるものをどう活かすか。これこそがブランディングであり、マーケティングを担う私の役割なのだと気づきました。

 当初は外から来た私に警戒感もあったと思います(当然です)。受け入れてくれたのもまた、長い業歴を持つ窯元の懐の深さだったと思っています。

有田の人たちを通じて有田焼の魅力を改めて知った