クリコ:プリン4個分の材料はこちら。「かぼちゃのプリン」なので、かぼちゃのピュレ(茹でてつぶしたもの)と、卵、砂糖(三温糖)、牛乳、生クリーム…調味料と香り付けのリキュール、水、そして「ゼリー化パウダー」(介護食用のゲル化剤)です。

中央オレンジ色がかぼちゃのピュレ、黄色い液体が卵液(黄身と白身を混ぜたもの)、薄茶色の粉は三温糖。卵液の上の小さい容器が調味の塩とゼリー化パウダー

編集Y:これが、ゼリー化パウダー(以下、パウダー)ですか…。見た目は普通の粉ですね。しかも、こんなに少ない量でいいんですか?

クリコ:はい。パウダーにもいろいろな商品がありますが、使う量は、材料の水分の重量に対しておよそ2%前後くらいが目安です。なので、パウダーを使う時は、必ず材料の分量を量ってください。そうしないと、固くなり過ぎることがありますから。もちろん、食べる人の口の中の状態によって、固さ・やわらかさは調整できます。今日はパウダーを多めにしよう、今日は少し減らそうというように。

パウダーを入れてミキサーにかける

編集Y:へええ、なるほど。分量を量って加減することで固さを調節できるんですね。

クリコ:ではFさん、この材料を全部ミキサーに入れてください。

助っ人F:はい、全部っと…。このかぼちゃのピュレ、このままでもおいしそうですね!

クリコ:茹でてつぶしただけですが、このままでおいしいですよ~(笑)。このピュレの作り置きがあると短時間で作れますしね。はい、パウダーも入りましたね。きっちりフタをしてミキサーにかけましょう。しっかり混ざるまで攪拌します。

(ガガガガッ…)

クリコ:はい、もういいでしょう。止めてください。ほら、見てください。もうすでに、とろんと固まり始めていますよね。

助っ人F:ホントだ!

編集Y:おお!

クリコ:ここで、1分以上、このままおきます。パウダーに水分を十分に吸収させるための時間です。タイマーを2分に設定します。

(待ち時間中)

クリコ:パウダーは、いろいろな商品があるのですが、ここで使っているものは、常温でも水分を吸収すると固まります。そして、無味無臭。食材の味を変えることはありません。でも、介護食用なので、普通のゼリーやプリンとは少し食感が違います。「つるん」ではなく、少し「もったり」した食感になります。

編集Y:そうか、つるんとしていては誤嚥につながりやすいからか。

クリコ:その通りです。Yさん、さすがですねー!

編集Y:いや、ゲラで何度も読みましたから(笑)。

(ピピピピッ、ピピピピッ)

クリコ:2分経ちました。では、さらに15秒ミキサーにかけましょう。十分に水分を吸収したパウダーを全体に攪拌します。

助っ人F:はい。(ガガガガッ…)

クリコ:ここで攪拌し過ぎて悪いことはありません。これで、もうプリン部分はできあがりです。この段階で、ちょっと味見してみますか?

助っ人F:わ、きれいな色! もうかなり固まってる。ちょっと試食を…うーん、おいしい!

編集Y:うま!