クリコ:まずいんです。豆腐くさいとか、大和芋の匂いがキツイとか。

 どちらも入れないとやわらかくならないけれど、どちらを多くしたらいいのか。「やわらかい」と「おいしい」を両立できるように、それぞれの配分を何パターンも変えて試しました。

助っ人F:それでようやく、いまの配分にたどりついた、と。では、いまの配分は黄金比率のようなものですね。

クリコ:いや実は、まだ進化できるんじゃないかと思っているんです。もっとほかに良い材料があるんじゃないか。もっともっと、やわらかく、おいしく作れるんじゃないかと。これからも試作を続けていこうと思ってます。

 あ、そろそろ、余熱がとれましたね。続きをやりましょう。

柔らかいから、そっと揚げましょう

クリコ:では、加熱したトンカツ用シート肉のラップを外して、両面にマヨネーズをつけてください。まず、そのマヨネーズ皿にぺたっと置いて。

編集Y:指で塗っていけばいいんですね?

クリコ:そうです。つるつるしてやりにくいかもしれませんが、側面もしっかり塗ってください。マヨネーズがついていないところは、パン粉がつかないので、塗り残しがないように、まんべんなく。

編集Y:こんな感じ…でしょうか?

皿にマヨネーズを出し、トンカツ用シート肉(再加熱済み)のラップを外して、皿に置き、指で、まんべんなくマヨネーズを塗る。

クリコ:はい。そしたら、衣の上に乗せてください。

編集Y:塗り方がちょっと粗かったかなー? 

クリコ:手を洗って、今度はパン粉をシート肉につけます。スプーンでパン粉をかけると手を汚しにくいですよ。

編集Y:こんなにたっぷりつけるんですね! ……なんか、楽しい!

クリコ:ちょっと手に取ってみてください。

(おそるおそる、パン粉付きのシート肉を持ち上げる編集Y氏)

編集Y:ああっ、ちょっと崩れました! やわらかいんですね!…でもなんとか大丈夫そうです。

クリコ:そーっと、揚げましょう。油の温度が上がるまで待ちます。菜箸を軽く濡らして拭いて油に入れて、少し細かい泡がさーっと立って来たら「高めの中温、180度くらい」。いま、それを目指しています。

編集Y:あ、このガス台、温度設定ができるんだ、格好いい! ウチも欲しい!

クリコ:お家でも出来るように覚えておきましょう(笑)。パン粉を少し油に落として、パン粉が全体にゆっくり広がるようならもう大丈夫です。あ、もういいですね。

油の温度を確認するには、菜箸を入れて細かい泡が立つか、パン粉を少量落としてゆっくり広がれば高めの中温。この状態で揚げる。