クリコ:次は計量です。肉ダネの量を量ってシート状に形を作ります。計量器と、バット(食品を一時的に置く調理用具)を2つ、ラップと、5cm×14cmの長方形の台紙を作って用意します。台紙は特に厚い紙でなくても普通紙でOKです。

 まず、1つのバットの中央に台紙をズレないようにテープで軽く留め、上からそのバット全体に軽く押し付けるようにしてラップを敷きます。

編集Y:う~、ラップって苦手ですね。ラップがラップにくっついちゃうんですよ。あ、ほら、くっついちゃった。ううう、ええと、こう、ですか?

クリコ:はい、いいですね。そしたらラップの端は1センチくらい折り返しておいてください。後で包んだ肉ダネのラップを外す時に端を探しやすくしておきます。

編集Y:なるほど。

クリコ:次に、このラップの上に肉ダネを盛るのですが、肉ダネだけの分量を量りたいので、台紙とラップの重さを差し引いて計量器をゼロ表示にしましょう。

編集Y:前回のポタージュで伺った「正しい計量でいつも同じおいしい味を」ですね。ゼロ表示に、っと。はい、できました。

台紙の上に載せるように、材料を載せていきます

クリコ:介護食は計量の違いが食べやすさに影響します。このシート肉の肉ダネも分量が変わると噛みやすさ、飲み込みやすさが変わってくるので、きちんと計量します。では、そのラップの上に台紙を意識しながら、肉ダネを今回はまず90グラムだけ移します。食べる人の状態に合わせて、90~120グラムくらいの幅で食べられる分量で作れます。今日はたくさん食べられそうだという時は増やす、という具合です。

 毎回、おおよそ90グラムくらいが適量だとなったら、その分量でたくさんトンカツ用のシート肉を作って冷凍保存しておけば、時短調理もできるんですよ。

助っ人F:なるほどー。時間のある時に、この肉ダネをまとめて作ってシート状にしておけばいいんだ!

編集Y:フードプロセッサーから肉ダネを、計量器のラップの上に移す…うわあ、見事にドロドロだ。これがお肉になるんですか!?

クリコ:はい。大和芋や豆腐、卵液が混ざって、ひき肉がさらにやわらかく流動状になっています。ダラーっと、台紙の形の通りに真上に置く感じで。計量器を見ながら。

編集Y:ダラーっと。こんな感じですか? 90グラムって結構多いですね。

クリコ:トンカツの大きさなので結構厚みもあります。でも、食べる時は箸で細切れにして食べますから。

助っ人F:箸ですーっと切れるやわらかさですもんね。