駒村:何が大変って、やっぱりまる1日かかることですよね。朝の9時から夕方の5時半ぐらいまで、前半が講義、午後からが調理実習で、チームに分かれて、本当に調理師専門学校と同じような感じです。

クリコ:初めて介護食を作られて、どう感じられました?

駒村:特別なことじゃなくて「あっ、ちょっとした工夫で、普段のゴハンを介護食にできることも多いんだな」と思いました。「解決!ゴハン」で料理の先生方から伺うレシピも、めちゃくちゃ難しいものでは決してないのに、たとえば「ダイエットしたいけれど、食べごたえがあるものが欲しい」とか、そういう悩みをまさしく解決しているものなんですね。

クリコ:見ました。脇雅世先生の、「しらたき塩やきそば」ですね!

駒村:ありがとうございます! クリコさんの『希望のごはん』は、噛む力を失った方のためですから、健常者に作るよりはもちろんいろいろな気配りや独自の工夫、野菜ピュレとかシート肉のように下準備が必要なものもありますけれど、基本的には、「難しいこと」はないですよね。

クリコ:ありがとうございます。おいしさと、作りやすさにはすごくこだわりました。まだまだ改良していきたいと思っていますけれど。そういえば、あのコーナーのゴハンは、番組前に試作したりするんでしょうか?

生放送で料理コーナーは大変だ!

駒村:はい、やりますよ! 前日に作ることが多いですね。先生のレシピを見ながら家でやってみて、「あれ? ここが分からない」とか、「これはどこまで炒めるのかな」と迷ったポイントを朝の放映前に先生に当てて(質問して)、その情報をオンエアに入れたりするんです。

クリコ:ぶっつけ本番じゃないんですね。

駒村:どうしてかと言いますと、一つは料理上手じゃない私が失敗するところは、料理初心者の方も失敗しやすいところなんじゃないかと思っていて、視聴者の皆さんには出来るだけ1回で成功して欲しいので、コメントで防げるものなら防ぎたいということ。

 もう一つは、うちのコーナーは番組のエンディング直前にあるのですが、生放送なので前のコーナーが大幅に時間を超過してくることがあるんです。「4分押し(予定より遅れている)なので、巻き(早く終わる)でお願いします」なんて言われることもあるんですよ。そうすると、どこだと手順の説明省いても大丈夫かな、工程上絶対に外せないのはどこかな、というのを事前に分かっていたほうが咄嗟に判断しやすいわけです。それもあって出来るだけ作ってみます。

クリコ:そういえば拝見していると、時々、大急ぎになっていることがありますよね。

駒村:急に慌てているのは、もう尺(放送時間)がないということです(笑)。必死ですね。エンディングの尺がない! じゃ、盛り付けをカットしようかとか、鍋に入れる前の材料紹介、グループショットで(入るもの全てを並べてまとめて)見せるのをやめちゃって、入れながらスーパー(字幕)で紹介しようかとか、放送中に進行しながら時間を見て決めたりするんです(笑)。

クリコ:あれ? そういえば、レシピごとにかかる時間は、本来全然違いますよね。