Jリーグはデジタル配信については「DAZN(ダ・ゾーン)」、オンラインショッピングでは楽天、スタジアムソリューションではパナソニックとNTTとの提携を発表しています。これからのJリーグの発展に向けて、パートナーシップの体制は整ってきたと感じますが、どんな可能性が出てくると考えていますか。

杉本:例えば、スタジアムにチェックインするアプリの機能を使って、今日・誰がスタジアムに来ているかが分かるようになれば、来場したサポーターに特別なサービスなどを提供することができます。

 また、アウェイで初めて訪れて土地勘がない方には、帰り方のナビゲーションを提供することもできるでしょう。オンラインショッピングとの連動もできるようになるでしょう。

 チケット、来場、オンラインショッピングなどを共通プラットフォームで連動できるようになれば、デジタルを活用してもっと多くの方の顧客動向をきちんとリアルタイムに把握することができ、スタジアムに来場したサポーターをもてなすことができると考えています。

逆に、今後の課題や取り組むべきことは何でしょうか。

杉本:まずはこのアプリ自体がもっとサポーターにダウンロードされ、使われるようにならないといけないと思っています。システム的にも、もっとバージョンアップすべきところがたくさんあります。

 また、リーグとして提供するこういったデジタルプラットフォームを各クラブがもっと活用できるように支援していくことが必要だと感じています。

 現状は多くのクラブでデジタル分野に詳しい人材が不足していると感じています。どんなに素晴らしいデジタルテクノロジーやプラットフォームを提供しても、最後にそれを使い、魅力ある試合体験を提供するのは「人」なのですから、そこも引き続き強化していきたいと考えています。

(次回に続く)

スポーツイノベイターズ オンライン 2017年10月23日付の記事を転載]