ただ、現状の日本代表は事業収入が低く、まだテレビ放送の枠にもあまり入れてもらえていない状況です。競技力を高めることに加えて、事業面の取り組みにも力を入れていかなければなりません。以前は、シーズン終了後に少し集まって活動するような状態でしたが、代表として常設することで強化していければいいと思います。2020年には東京五輪もありますから。

 例えば、Bリーグが始まる前年のJBAの年間予算は約15億円で、収入の半分弱が選手やチームの登録費でした。ちなみに日本サッカー協会(JFA)の年間予算は約180億円でした。このうち、サッカー日本代表の事業は80~100億円強ではないかと予想しています。バスケの日本代表は事業規模が、その10%にも満たないのが現状です。競技者数から考えると、もっと日本代表の事業が拡大してもいいはずです。やはり日本代表が盛り上がらないとリーグも盛り上がりません。そういった意味で、日本代表に関する事業面での改革は抜本的に進めていかなければならないのです。

 サッカーでも協会とリーグで日程の調整に苦心していますけれど、各チームが善意で日本代表選手を送り出す枠組みでは、やはりつらいと思います。協会が日本代表で収益を上げたら、リーグやチームにも配分したい。それがないと「大切な選手を、なぜ代表に出さなければならないんだ」という声が出てきてしまいます。都道府県の協会にも収益を回せるようにしたい。というか、やるべきだと私は思っています。

 昨シーズン、リーグは想定よりも収入が増えたので、次は協会の収入を上げて、バスケ界全体のお金の流れ良くしないといけない。日本代表は、協会の収入の柱になるべきですね。