シリーズ
2015年 日経ビジネスが選んだ100人

-
ジャック・ドーシー:“次のジョブズ”を期待される男
シンプルでスタイリッシュな服装、すっとした立ち姿、必要最低限の言葉で語る明確なビジョン。初めて会ったときにすぐ分かりました。「ただもんじゃないな」と。それは会えば会うほど僕の中で確実なものになっていきました。
-
ティム・クック:“ジョブズ超え”を期待される男
スティーブ・ジョブズの後を継ぐ以上に難しい仕事はない。この4年間、後継の選択は正しかったと証明してきた男──それがティム・クックである。2011年にCEOの仕事を継承し、彼は天才的な業務の才覚で会社のかじを取っている。
-
安永竜夫:GEと渡り合う日本人
タフネゴシエーター。彼を形容するぴったりな言葉だ。タフなだけでない。率直で、自分の考えていることをしっかり伝えることも忘れない。
-
スンダル・ピチャイ:みんな好きになる
スンダル・ピチャイがグーグルに入社したのは2004年。当時、彼はグーグルに入社する数いる優秀な社員の一人にすぎなかった。
-
尾崎正直:私には龍馬に見える
毎年龍馬の命日11月15日に、高知県立坂本龍馬記念館で開催されるイベントがある。
-
黒田東彦:冷徹な頭脳と温かい微笑
1973年私が初めて大蔵省(現財務省)で課長になった時、3人の課長補佐がいた。
-
青木涼子:般若に愛された女
日本のほとんどの伝統音楽家は、すでにある過去の伝統の内側に生きることのみに固執して、その慣習の檻のなかに閉じ込められているようだ。
-
南壮一郎:人材業に革新を吹き込む
2015年3月、ロンドン。国際会議にてグーグルのエリック・シュミット会長と肩を並べて登壇する彼をみながら、初めて会った15年前を思い出した。
-
津賀一宏:ついでにアイロンもかけて
昭和っ子の私はナショナルの家電製品になじみがあるのですが、今やパナソニックブランドは、テスラ・モーターズの車載電池など、革新的な分野でも浸透しているんですね。
-
ウラジーミル・プーチン:仁義なき戦い、上等!!
「50年前、私はレニングラードの路上で一つの鉄則を学んだ。闘いが避けられない時、先制攻撃することだ」。
-
橋下徹:慎太郎と別れて正解
先の大阪ダブル選、私は大阪維新の会が大勝したのは当然だととらえている。自民党、民主党から共産党までが支援した候補は、ただ「反橋下」だけで政策らしいものはまったくなかったからだ。
-
習近平:対立の渦中
就任当初は、海外メディアから「誰?」と言われるほど知名度が低く、指導力が疑問視されたが、党幹部も摘発対象とする「前代未聞」の腐敗撲滅運動を展開する一方、党内に「小組」という指導組織を相次いで創設、自ら組長に就任することで…
-
豊田章男:完璧! ほめ過ぎかな
5年前、トヨタの社員に向けて講演したのがお付き合いのきっかけだ。企業の永続性を大切にする私の「年輪経営」に共鳴して、わざわざ長野の山奥にいる中小企業のオヤジに連絡してきたのだ。
-
大西洋:「夢袋」配達人
15年前の一つの買い物が運命を変えた。「東京でウケるには、どちらがボケかはっきり分かる服にしたほうがいい」との相方の指示に従って、原宿で見つけたチェック柄のスーツ。
-
広瀬道明:東電VS東ガス
8兆円市場と言われる、エネルギー業界。2016年4月の電力自由化に続き、2017年にはガスの小売りも全面自由化される。
-
ニケシュ・アローラ:あなたに会えてよかった
インターネットのテクノロジー、ビジネスモデル、人脈について、私をはるかに上回る人間。それがニケシュ・アローラだ。
-
小島由香:仮想現実で未来を拓く
2015年6月米ロサンゼルスで開催されたゲーム見本市。彼女たちが開発した世界初の技術に思わず「視線」を奪われた。
-
錦織圭:世界に溶け込むケイ
ケイが一番すごいのは向こうの世界にすっかり溶け込んでいるところだ。メディア対応もしっかり英語でやっているから、世界のテニス界、テニスファンに受け入れられている。そこは米メジャーリーグで活躍している日本の野球選手にも見習っ…
-
渡邉彩香:めちゃくちゃ飛ばす子
細身なのにめちゃくちゃ飛ばす子だな、という第一印象でした。思わず「どうしてそんなに飛ばせるの?」って聞いてしまったこともあります。プレーヤーは少しでも距離を出したいと体幹を強くするトレーニングをしています。そんな中、渡邉…
-
羽生善治:継続を止めない僕のアイドル
羽生さんとは10年以上前、鼎談でご一緒したことがきっかけで交流が始まった。王位就任パーティーの来賓として2回ほどスピーチをしたこともある。