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2015年 日経ビジネスが選んだ100人

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長谷部健:「LGBT区長」は通過点
日本の行政として初めて、同性パートナーシップ証明書を発行することを決めた渋谷区。彼はその立役者だ。
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亀山敬司:DMMのドンの素顔
謎めいた亀山さんのことを人に説明する時に、いつもこう言っている。「日本で一番イカした金持ち」と。とにかく飾らない。まず待ち合わせ場所に一人で現れる。運転手も秘書もカバン持ちも、時にはカバンすらない。時にはママチャリに乗っ…
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ダニエル・ローブ:日本を揺さぶるTHE株主
彼はセブン&アイHDに対し、イトーヨーカ堂の分離を要求したらしい。日本の多くのアナリストや投資家はよく言った、と思ったろう。ソニーにファナック、スズキ、IHI──。日本を代表する企業に対し経営陣が考えつかないもしくは、わ…
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森本浩通:世界の空に、日本のひこうき雲
私は次世代の経営リーダーを育成する「経団連フォーラム21」のアドバイザーを20年来、続けている。8年前、三菱重工業の部長職だった森本浩通さんは、その参加者のひとりだった。
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和泉洋人:超スーパー官僚
和泉さんの名前を知らない霞が関の幹部職員はほとんどいないだろう。2013年から内閣総理大臣補佐官として、国土強靭化、地方創生、健康・医療の成長戦略などを担当し、次々と成果を上げているスーパー官僚である。
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鈴木健:アプリで世界に出る学者
鈴木健さんのことは著書で初めて知り、若手に大変な学者がいるなあと思った。それで一知半解の書評を書いた。細胞は膜、経済はお金、選挙は投票、扱っているテーマは当たり前に見えるが、内容はとんでもない。
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サニブラウン・アブデル・ハキーム:メンタルはおっさん級
よく言えば自然体、悪く言えばまだ荒削り。コーチ仲間から評判を聞いた僕が、YouTubeの中の彼を見たのが3年前。まだ幼さが残る中学生の彼がそこにいた。
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羽生結弦:祈りのような、歌のような
GP(グランプリファイナル)での羽生結弦は衝撃だった。私は、テレビの前で何が起こっているのかよくのみこめずポカンとしていた。
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レオナルド・ディカプリオ:実はしたたかなビジネスマン
実にしたたかな男だ。そして先物買いが得意なセンスのいい、ビジネスマンだ。
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晝馬明:宇宙創生の根源を探る
浜松ホトニクスとのお付き合いは、もう20年近くになる。明社長に最初にお会いしたのは、米シアトルに医療工学系の研究所を設置するお願いをした時だった。研究に関する話を熱心に聞かれる姿が印象に残っている。
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きゅんくん:独走するメカエンジニア
きゅんくんは、センサーとLEDが連動したスマートシューズ「Orphe」を開発するメカエンジニアであり、「ロボティクスファッション」をテーマに斬新な作品を発表している注目のクリエーターである。
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関山和秀:「人工クモの糸」ができた!
米軍でさえ実現できなかった「クモの糸」の人工増殖・量産化。「たかがクモの糸」などと侮ってはならない。クモの糸は自然界にあって最も強靭かつ柔軟性のある繊維なのである。1cmくらいに束ねたクモの糸で巨大な巣を作れば、飛んでき…
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照ノ富士春雄:我輩は楽しみだ
心技体のバランスに優れた力士である。
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スティーブン・ローチ:混迷の米中関係を予測する男
素晴らしいアイデアが生まれる必要条件は、友好と尊敬と論争。これが彼の信念だ。
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菊池桃子:オダジマが保証する
40代から60代に至る幅広い年齢層の日本人にとって、菊池桃子はいまだに輝きを失わない懐かしいアイドルだ。ということはつまり、彼女は、半数近い日本人にとって、青春の記憶であり共に成熟を迎えた同僚でもある。
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中澤優子:たった1人で始めた家電メーカー
中澤さんは、すごい人だ。携帯電話が好きで、携帯電話を作ろうとカシオに入り、カシオが作らなくなったから、では自分で作りましょうって考える人。一人で中国の工場などに乗り込んで、自分のアイデアをホントに製品にしちゃう。
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渡邊雄太:タケノコかよ
細すぎやしないか、と心配するほどだ。中学1年生の頃、160cmほどだった身長が、タケノコのように伸び始めた。卒業する頃には190cmほどに。現在203cm。長身から繰り出すダンクシュートと繊細なタッチの3ポイントシュート…
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清宮幸太郎・福太郎:よくぞ野球を選んでくれた
2人ともよくぞ、お父さんがプレーしていたラグビーじゃなく、野球を選んでくれた。これまで、兄弟そろってプロ野球で成功した例はほとんどない。彼らがともに活躍してくれれば、プロ野球界は大いに盛り上がるに違いない。
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小沼士郎:エボラと戦った外交官
2014年、中央アフリカの風土病であったエボラ出血熱が、西アフリカ諸国で大流行を起こし、これまでのアウトブレイクを遥かに凌駕する2万人以上の感染者を出し、その約半数が死亡した。これに世界中が驚愕し、この危機的な状況に国際…
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福岡堅樹:俊足のポスト五郎丸
秒速9mはあるだろうか。彼には世界でも通用するスピードがある。2013年、筑波大学2年生だった彼が初めて日本代表に選ばれて一緒にプレーした時、すぐにそう感じた。今は大学ラグビーにベースがあるので、トレーニング内容などでど…