(写真=伊藤真吾/アフロ)

 インターネットのテクノロジー、ビジネスモデル、人脈について、私をはるかに上回る人間。それがニケシュ・アローラだ。ソフトバンク創業以来、私の最大の難関、最大の疑問は、私の後継者を見つけることができるのだろうか、ふさわしい人物がいるのだろうかということだった。私はやっとその答えを見つけた喜びでいっぱいだ。

 経営者になるには、聡明な頭脳を持ち合わせていることや数字やテクノロジーといった基本知識に強いことは当然重要。しかしながら、そこにプラスして、最高のハート、情熱を持っていることがさらに必要だ。ニケシュは、スマートさもハートも両方持ち合わせた人間なのだ。

 ソフトバンクはグローバル化という次のステージに進んでいく途上。これから30年、300年続く会社としての戦略を立てる際に、ニケシュを見つけられたことはこの上ない幸せだ。