
タフネゴシエーター。彼を形容するぴったりな言葉だ。タフなだけでない。率直で、自分の考えていることをしっかり伝えることも忘れない。
一昨年、まだ彼が本部長だった頃。航空機エンジン事業に対する考えが両社で微妙にずれた。それが分かるやいなや、彼は当時の飯島彰己社長を引っ張って、ゼネラル・エレクトリック本社に乗り込んできた。2人のトップの前で、安永さんは堂々たる演説。それ以降、交渉がスムーズにいったことは言うまでもなく、何よりお互いをよりリスペクトするきっかけをもらったと思っている。それ以降も、米国と日本をお互いが行ったり来たりしながら、ともに時間を過ごし、ビジネスの話をする。今ではよきパートナーだ。
彼のようなリーダーが、三井物産をさらに大きくさせると信じている。そして、会社だけにとどまらず、日本自体を強くしていくために必要な人材といえるだろう。
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