(写真=新華社/アフロ)

 スティーブ・ジョブズの後を継ぐ以上に難しい仕事はない。この4年間、後継の選択は正しかったと証明してきた男──それがティム・クックである。2011年にCEOの仕事を継承し、彼は天才的な業務の才覚で会社のかじを取っている。トップ交代という、アップルを根底から揺るがしかねない時期を乗り越えた上に、株式の時価総額も倍以上に上昇した。

 同性愛者の権利を中心に、環境問題など、社会的なリーダーとしてもクックは存在感を発揮している。

 残る課題はイノベーションである。既存製品を成功に導くだけでは不足。アップルウオッチはまだ成功と呼べる結果を残してはいない。「次なるすごいモノ」を生みださなければならない。「こんなモノが欲しいなんて思ってもいなかったけど、でも、のどから手が出るほど欲しい」──そう消費者が思うモノを生みだす必要がある。アップルファンは、期待している。願わくば、そんなクルマが出てくることを。