(写真=的野 弘路)
(写真=的野 弘路)

 電気自動車で一世を風靡するかたわら、宇宙産業にも参入した。ロケットの打ち上げに成功したと思ったら、今度は4000基もの人工衛星を打ち上げると発表。全世界をカバーする無線通信環境を整備するという。

 国しかできなかったことを民間でやろうという発想と行動力にただただ驚かされる。一企業がシャトルを打ち上げるなど到底無理と言われていた時代から、着々と準備を進めてきた。彼の工場は圧巻。だだっ広い工場にロケットがぼんぼん立っているのだから。同じ工場内にあるアイアンマンのフィギュアやアイスクリームベンダーが、彼らがベンチャーであることを思い起こさせてくれる。

 従来なら高級車でしか行けなかった宇宙にセダンや軽自動車で行くという選択肢を用意してくれるとは夢のよう。多くの人が外側から地球を見ることは、世界に大きなプラスの影響を与えるだろう。

まずは会員登録(無料)

有料会員限定記事を月3本まで閲覧できるなど、
有料会員の一部サービスを利用できます。

※こちらのページで日経ビジネス電子版の「有料会員」と「登録会員(無料)」の違いも紹介しています。

※有料登録手続きをしない限り、無料で一部サービスを利用し続けられます。