(写真=大高和康)

 初めて松嶋さんとお会いしたのは確か7年くらい前だったと思います。フランスのトゥーロン大会の時、知り合いを通じて初めてお目にかかることができました。

 松嶋さんはその頃、既にニースで活躍するシェフでした。会話の内容は食事に関することと、あとは若い選手は早く海外に出ていくべきというような話をしたのを覚えています。松嶋さんは今も変わりませんが、独特の価値観を持った方だなと思いました。日本においてそれは珍しいことなので強く印象に残りました。

 とにかくシェフと共通することは、日本のサッカー選手が、または経営者がヨーロッパや世界で成功するには可能なだけ早くに日本を出た方が良いということ。松嶋さんは独特の理由、哲学をお持ちで話を聞きながら、松嶋さんの歩んできた道のりの大変さを実感できたことは非常に勉強になりました。

 とにかく感覚を大事にする方だなと思います。そういった意味で、シェフは天才肌かもしれない。自分に持っていない能力を持たれている方なので、お会いするたびに新しい刺激を与えてもらっています。

 シェフとして日本人としてこれからも世界で挑戦し続けてください。更にシェフとしての枠を超えて多くの日本人に影響を与えるような活動も、本当に素晴らしいことだと思っています。次に会える日を楽しみにしています。