(写真=鮫島亜希子)

 わんちゃんみたいなかわいさがありながら、ちゃきちゃきしていて、はっきりものを言う。その辺の女子アナよりしっかり話せる。マンションの杭が問題になっているけど、必要以上にしっかり杭が打たれていて、強い。

 バストが小さければ隠す、という常識を打ち破っただけでなく、その商品からは「小さくて何が悪いの」という挑発的な感じさえ受ける。下着を「つけなくてはいけないもの」から「積極的につけるもの」に昇華させたのが彼女の功績だろう。

 あんなに華奢でかわいいのに、自ら商品の宣伝モデルにはならない。そこに彼女のセンスを感じる。自身の経験からバストが小さくてもかわいく見える下着を作ったのなら、自ら顔出しして宣伝することもできるはずだ。しかし、それをやらない。自分を売りたいわけじゃなくて、自分のアイデアや商品を売りたいんだ、という気概が見える。そのために自分が出るのが良いのか悪いのか、割り切っているのだろう。ただの“出たがり”じゃない。

 日本の成人女性のバストサイズは年々大きくなる傾向にある。言ってみれば、成熟市場によく飛び込んだなと思う。ただ、下着はあくまで彼女のフラッグシップでしかないのだろう。多摩美術大学現役大学生として、東京五輪問題を吹き飛ばすセンスで、世界に羽ばたいていってほしい。