
常に客観的な数字を駆使し、シャープな分析から、どんなに世論とかけ離れていようとも、自分の信じる明快な結論を述べる。
金融分野でも文化や観光でも同じ。信じられないような生産性で、次々にインパクトの大きな書籍を出版してきた。その背景には、耳に心地よい「スローガン」を信じるのではなく、冷徹に現状をとらえ、真の姿や本質に迫ろうというプロとしてのパッションがあるのだろう。自身だけでなく、誰にでもプロとしてのプライドを持って最高の仕事をすることを要求する。
本やコラムの文章から想像すると怖い人のようだが、実際に会ってみると印象は全く違う。厳しいメッセージも流暢な日本語で話されると思わず笑ってしまい、なるほど、と受け入れてしまうのは、国や分野をまたがった経験から、硬軟を使い分けるのに長けているからか。
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