シリーズ
2014年 日経ビジネスが選んだ100人

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ベン・ラトレイ:「普通の人」が世界を変える
私はレズビアン。息子のクルーズと共に長年、地元・オハイオ州のボーイスカウトに所属していた。それがあるとき、私がレズビアンだということを理由に、団体から追い出されてしまった。
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カルロス・ゴーン:ワインの禅問答
ゴーンさんが日本にやってきて、かれこれ15年近くが経つ。当時40代だった彼も、もう還暦前だから、時が経つのは早いものである。
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川野澄人:家族3代で紡ぐ最高のスーパー
ヤオコーは、食品スーパーで私が最も注目している企業だ。専門家であれば、誰もがヤオコーを食品スーパー業界で特筆すべき存在だと考えるはずだ。
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白井健三:花咲いた「ひねり」
白井健三選手のすごさは何かと問われれば、床競技の全体の中で合計22回以上の“ひねり”が入るところだろう。そして、何よりフィニッシュで「4回ひねり」を持ってくるのは素晴らしい。最初の段階で4回ひねりを持ってこようとする選手…
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鬼丸かおる:弱者を守る法の番人
「疑わしきは被告人の利益に」。日本の法曹界は古くからこの言葉を掲げてきた。私は司法の現場を長らく見てきたが、実際には必ずしもこの言葉通りの判決が下されているとは限らない。特にここ数年の検察庁の不祥事には大きな落胆と憤りを…
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岡田満:素材ニッポン復活の大統合
古河スカイと住友軽金属工業が昨年10月合併してできたUACJは、産業基礎素材であるアルミニウムの圧延事業における競争力の強化、ひいては、日本の産業全体の競争力強化と社会の発展に大きな役割を果たすものと期待している。
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和田智:カーデザインを成熟社会の証に
日本の自動車市場は成長こそ止まってはいるが、デザイン面からはまだ成熟した市場とは言い難い。デザインは企業経営の要であり、これから日本経済の再生にとっても重要な柱となる。
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峰岸真澄:“カッコイイ”CEO
日本の大企業には“カッコイイ”CEO(最高経営責任者)が少ない。若くて、カリスマがあり、変革を起こせる、世界でも通用するリーダーが。
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茅野みつる:国境を超える法務のプロ
国際弁護士の中でも飛び切りの本格派――。大手商社初の女性執行役員としてクローズアップされやすいが、彼女の「本質」はもっと別のところにある。単に法律知識を切り売りするような弁護士ではない。好奇心に満ちて、ビジネスの現場が大…
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長澤仁志:LNG輸送の担い手
同年同月生まれ。同じキャンパスで学び同じ年に社会人になったものの、私が彼を知ったのは2年ほど前のこと。時は正にシェール革命の全盛期。彼は海運業界では知る人ぞ知るLNG(液化天然ガス)の専門家、私は金融の世界からエネルギー…
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瀧本哲史:この人こそ「博識」
ある討論番組でご一緒した時のことだ。瀧本さんは、買ったばかりの数冊の専門書を持っていた。どんな本を読むのかと興味があったので、こっそりとタイトルをチェックしてみると、フィンランドの高等教育について。
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井口尊仁:Googleに挑む異端児
「かなり様子が変」。井口さんに初めてお会いした時に感じた印象です。態度も服も髪型も考え方も周囲の人とは異なっていました。井口さんがどうしてこういう人になったのかとても関心があります。
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安倍晋三:その時、天が動いた
安倍総理が世界のリーダーとして端倪すべからざる才能を有している事は、アベノミクスの好結果でも明らかであり、斬新な政令を次々と誕生させ、誇り高き日本をとり戻す事は、時が証明するだろう。むしろ天が安倍総理誕生を望んだと思える…
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キャロライン・ケネディ:米国のロイヤルファミリー
米国における“ロイヤルファミリー”、ケネディ家。ジョン・F・ケネディ元米国大統領の長女でもあるキャロライン・ケネディ氏が駐日米国大使として来日したことを、わたくしは心から嬉しく思っております。
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柿谷曜一朗:相当いいね
柿谷は相当いいね。僕のプレーする名古屋グランパスは昨季リーグ戦で彼に2点取られてしまった。嫌な相手という威圧感はまだないけれど、いい選手であることは間違いない。
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大塚周一:「技術屋」の満足では終わらせない
日本の製造業復活の鍵は、その卓越した「モノづくり」能力を「稼ぐ力」に昇華させられるかにある。どんなに素晴らしい技術をすり合わせ作りこんでも、顧客がそれに金を払わなければ、技術屋の自己満足に過ぎない。
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平井一夫:ダントツ商品は死んだか
品質、性能、価格のすべてにおいて最高ランク。長年、これが私たち日本人にとってのソニー製品でした。テレビやビデオカメラやオーディオ機器を買うとき、いつも必ず選択肢の上位に来るだけでなく、他社製品よりも少し高価格である分、思…
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村木厚子:利他の心を持つ女性
2011年3月11日。忘れがたい災害が日本を襲った瞬間、私は村木さんと一緒にいた。都内で、地方自治体の子育て支援に関するシンポジウムが開かれ、村木さんと私が登壇する予定だったのだ。村木さんが話し終わるか終わらないかという…
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垣内俊哉:障がいをバリューに
夢とは新しい現実を作ること。素敵な夢は、素敵な社会を作る。「ありがとう」が飛び交い笑顔があふれる社会は、素敵な夢の中にある。その思いをカタチにするために、毎年「夢AWARD」を開催しています。2013年、日本武道館で開催…
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成澤由浩:原始的な現代人
シェフ成澤由浩の思想は未来のシンボルであり、そして現実でもある。シェフの料理は自然界のリズムと発展していき、自然そのものが表現されている。