(写真=ロイター/アフロ)

 シャープの髙橋興三社長に抱いている印象は次の4つである。第一は、飾りや屈託とは縁の遠いお人柄であるという点だ。ATM(明るく・楽しく・前向き)な雰囲気を醸し出しておられる。リーダーに求められる周囲をパッ!と明るくする華がある。それも計算された造花でなく自然体の華である。

 第二は、企業理念の熱心な信奉者であり伝道師であること。理念のない企業は利益集団に成り下がる。理念の実現に心からコミットされている。

 第三は、髙橋社長のお言葉をそのままお借りすれば、「けったいな文化」を心から憎んでいること。古色蒼然たる、けったいな文化と訣別できれば会社は変わる。小手先の改善ではなく社員の意識を含んだ革新が可能だ。

 最後は何と言っても謙虚さをお持ちだという点だ。経営者が会社を倒産させる最大の原因は傲慢である。髙橋氏に傲慢の影は微塵も感じられない。

 髙橋社長が采配を振るっている限り、という前提が成立すれば、シャープは必ず再生を果たすであろう。「魚は頭から腐る」と言う。逆に言えば、「魚は頭から光る」のだ。髙橋社長は光った魚である。シャープは光る!