(イラスト=服部あさ美)

 伊原木さんは、岡山の老舗百貨店の後継者として大胆に経営改革を進めていたが、地元岡山県のために、産業振興と教育再生を掲げ、知事職へ挑戦された。岡山県は高い潜在能力を持ちながらも、県財政は非常に厳しい現状で、中々伊原木さんの独自色が打ち出せない状況と推察している。

 増え続ける社会保障費のねん出、公共事業費の削減、学力低下等の教育問題と課題は山積だが、スピード感ある改革を期待したい。同時に、世界にむけてここに岡山ありと発信できるような新たな取り組みを民間の経営者出身として、若さと情熱でじっくりと粘り強く進めていただきたい。

 私が総合プロデュサーとして関わった瀬戸内国際芸術祭2013が、香川県・岡山県を中心に多くの人達の支えで成功裏に終わったが、「経済は文化の僕」という信念を持って地域再生や活性化で応援したい。