(写真=五十嵐隆裕)

 「IT業界のメジャーリーグ」とも言えるシリコンバレーで、トップティアーのベンチャーキャピタリストとして、10年間最前線で活躍した唯一の日本人である。

 世界中の優秀な才能が集まるシリコンバレーの競争は非常に激しい。たとえ潤沢な資金があっても、それだけで有望ベンチャーに投資することはできない。有力なネットワークや経営に役立つ助言など、資金以外の「見えざる資本」が投資家を選ぶ決め手となるからだ。

 その点、彼は有望な起業家を誰よりも先に発掘する能力とネットワークを持ち、創業チームの人物像や技術が持つ可能性を正しく評価できる冷静な目と豊富な経験を持つ。僕から見て彼は、投資家に必要な冷静さと起業家に必要な情熱を高次元で共存させることのできる稀有な人間だ。

 彼とは年に何度か会うが、そのたびにいつも興味関心がシンクロし、同じ意識とスピードで生きる同志だと感じている。そんな彼が、ついに新しいステージに踏み出すことを決断した。全身全霊で応援したい。