(写真=柴田謙司)

 尾辻かな子さん、日本初の同性愛者であることを公表して、参議院議員になった人だ。

 両親にカミングアウトすることも勇気がいることだが、世間に対して公表するということは大変な勇気がいる。

 ぼくは十数年前、日本のゲイ雑誌の代表として、ロサンゼルス、サンフランシスコのゲイパレードに、オープンカーに乗って参加した。沿道を埋める人、パレードに参加する人は、ものすごい人数だった。

 日本では男性同性愛者が300万~400万人、女性も同じ数いると思う。日本でもゲイパレードが催されたことがあったが、参加したのは数千人の単位だった。

 選挙は無記名なのだから、ゲイたちが目覚めて尾辻さんに投票したら、大変な数になるだろう。世間の人に同性愛者が日本にこんなにいるのかということを知らせることができるのではないか。

 アメリカでは大統領選に、ゲイの人たちの支持がなければ当選することはできないという。日本だってゲイの人たちが目覚めて団結すれば、同性婚の権利だって獲得することも夢ではない。

 尾辻さんの闘いはこれからだ。こつこつと持続して、支持者を増やしていくしかないだろう。絶対に諦めないことだ。