(写真=的野弘路)

 彼と僕は17歳離れている。彼と出会ったのはつい最近だ。ただ、翌週にはもう飲みに行っていたな(笑)。僕らは開成の同窓生だ。彼は“開成らしさ”をどっぷりと持っている。上下関係に筋が通り、仁義を大事にする。

 彼は、人の懐にひょいっと入ってくるのがうまい。絶妙な間合いだ。人たらしではないが、人見知りでもない。正しい距離感で人と付き合う才覚を持ち、そして常に明るい。もともと人懐っこい性格なんだろう。これはビジネスでも人間関係でも、極めて重要な要素だ。だから、初めて彼に会って話をしていたとき、昔の友達と話をしているような錯覚に陥った。

 彼が手がけている「freee」は個人事業主や中小企業の経理、会計、帳簿作成を簡単にしようとしている。面倒くさいことを技術を使って楽にしてあげようとしている。そもそも、自動化できることを自動化するというのは、人間が人間らしくあるために必要だ。彼らしい人間味のあるビジネスを手がけていると思う。

 できるビジネスパーソンとは「分かりやすい」「早い」という2つの要素を備えている人だと思う。彼はとにかく分かりやすい人間で、レスポンスも早い。彼はこれからも色々な人が助けてくれるだろう。とにかくね、面白いんだよ。顔も。