(写真= AP/アフロ)

 米国における“ロイヤルファミリー”、ケネディ家。ジョン・F・ケネディ元米国大統領の長女でもあるキャロライン・ケネディ氏が駐日米国大使として来日したことを、わたくしは心から嬉しく思っております。

 ケネディファミリーとは随分と長いお付き合いになります。1960年代、ジョン・F・ケネディ元大統領の弟、ロバート・ケネディ司法長官がジャカルタにいらした。その時、わたくしが対応したことが始まりです。その後、娘の米国留学の折にもケネディ家には随分親切にしていただきました。

 ジョン・F・ケネディ大統領の葬儀で、黒いヴェールをかぶったジャクリーン夫人に手を引かれ、気丈にふるまう幼きキャロラインの姿を記憶にとどめる日本人も多いはずです。

 政治や外交経験のない彼女を不安視する声もあります。ですが、彼女は生まれながらの“ロイヤルファミリー”。人生そのものが政治であり、外交の積み重ねであったとも言えるでしょう。

 バラク・オバマ現米国大統領の支持を、いち早く表明したのも彼女です。「彼は私の父のような大統領になる」――。その言葉が、米国を動かしました。

 そして2013年秋、彼女はついに日本の地に降り立った。わたくしたち日本人は、彼女を温かく、そして最大の敬意と礼儀で受け入れました。彼女の存在によって日本と米国の交流はより深く、緊密になるはずです。米国の“ロイヤルファミリー”が日米友好に果たす役割は、わたくしたちの期待以上に大きいはずです。