(写真=後藤麻由香)

 同年同月生まれ。同じキャンパスで学び同じ年に社会人になったものの、私が彼を知ったのは2年ほど前のこと。時は正にシェール革命の全盛期。彼は海運業界では知る人ぞ知るLNG(液化天然ガス)の専門家、私は金融の世界からエネルギー業界に異動したばかりの新参者だった。

 原子力発電所の停止により、大量のLNG輸入を余儀なくされた日本。2016年頃から輸出が始まる米国産LNGは、価格競争力がある。日米双方の貿易赤字を減らし、我が国には供給ソースの多様化にもつながる。全てに対応するには80隻ものLNG船が必要だ。中国やインド向けなど、長年LNGを手掛けてきた彼が活躍する場は大海原のように広がる。

 人懐っこい風貌と親分肌の気質にリーダーとしての素養が漂う。鋭いビジネス感覚と革新的な視点でLNG業界のみならず、世界の海運業界をリードしてくれることを期待している。