(写真=常盤武彦)

 私はレズビアン。息子のクルーズと共に長年、地元・オハイオ州のボーイスカウトに所属していた。それがあるとき、私がレズビアンだということを理由に、団体から追い出されてしまった。

 大事な子どもの人生の一部に、「レズビアンだから」参加できない。そんな現実をつきつけられ悩んでいた時に、「Change.org」という署名活動サイトの存在を知った。インターネットで一人ひとりに社会を「チェンジ」する力を与えたいという創設者、ベン・ラトレイ氏のビジョン。

 ボーイスカウトのメンバーや両親たちともつながり、一人ひとりが声を上げ、ゲイの子ども達も参加できるようになった。

 私自身の人生も大きく変わった。道行く人が、私を見て「ボーイスカウトを変えた人だ!」と気付くからだ。ボーイスカウトはアメリカの市民社会に欠かせない存在。その歴史的な変化に貢献できて誇りに思う。

 彼がChange.orgを立ち上げたのも、ゲイの弟がカミングアウトしたことがきっかけだったと聞いている。いつかベンに会ったら、大きなハグをして、声を上げるきっかけをくれたことへ「Thank you」と言いたい。