ヤエルは20年以上もの間、AI(人工知能)事業を作り上げ、経営してきた。これまで3社を起業し、2社を新規株式公開、1社を売却する実績を残してきた。スタートアップ大国として有名なイスラエルの中でも、彼女は極めて重要なシリアルアントレプレナーだ。2007年に4社目となるジンジャー・ソフトウエアを起業。目的は英語を第2外国語として話す15億人の人々がネイティブ並みに自己表現ができるようにすること。コミュニケーションの壁を取り払おうとしている。

 彼女が生まれたのは厳格なユダヤ教正統派の町・バネブラク。極めて保守的な町で、女性が働くことがひどく疎まれる町でもある。しかし、彼女は3人の子供の立派な母親であり、イスラエルで成功を題材にしたドキュメンタリーにも出演。立派にキャリアと家庭を両立させることで女性に勇気を与えている。

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