
電子マネーを開発する米サイバーキャッシュの日本法人(現在ベリトランス)を設立し、サービスを開始しようと準備をしている時、「電子マネー」を研究しているから取材させてくれ、といって訪ねてきたのがまさに当時大学生の沖田君だった。
沖田君は、「これからはアジア・中国がEコマースの中心になる」という考えの下、2008年に業界の先陣を切って中国展開を開始し、中国銀聯との提携を果たした。インドネシアにも進出。事業の傍ら、SBI大学院大学でも教鞭をとる。思えば15年前、わずか10人にも満たない会社で「電子マネー」や「電子決済」が普及した世界をイメージし、目を輝かせていた大学生が、今や日本、アジアの決済事業を牽引するリーダーに。当時の構想がほとんど実現された今、そのリーダーがこれからの未来をどのように切り拓いていくか楽しみだ。
[コメント投稿]記事対する自分の意見を書き込もう
記事の内容やRaiseの議論に対して、意見や見解をコメントとして書き込むことができます。記事の下部に表示されるコメント欄に書き込むとすぐに自分のコメントが表示されます。コメントに対して「返信」したり、「いいね」したりすることもできます。 詳細を読む