(写真=Jan Buus)

 地味で真面目な人だ。

 高原君とは定期的に食事をする仲だが、経営者が集う会では常に謙虚に、僕のみならず同世代の経営者の話にも熱心に耳を傾けている。

 その堅実さが消費者やマーケットの信頼につながり、2001年の社長就任以後、業績も株価も右肩上がりで伸びている。

 アジアではP&Gをはじめ、名だたるグローバル企業を相手に戦う。「段違いに強い企業ばかりだが、自分たちの方法論を貫けば勝ち抜ける」。以前、彼は私にそう話していた。謙虚な半面、執念深さもある。

 現地で最終ユーザーの声を拾い上げながら事業を展開するユニ・チャームの「泥臭さ」を大綱に置き、着実に成功を収めている。ジャパニーズウェイと地味な商品で、世界に打って出る彼に期待している。