(写真=ロイター/アフロ)

 1999年夏、関東学院六浦高校野球部の進次郎は、神奈川県大会ベスト16を決める試合で、同点打と勝ち越し2塁打を放ち、勝利に大きく貢献。スタンドで父・純一郎は狂喜した。当時から進次郎は勝負勘に優れ、瞬発力と勝負度胸に勝っていた。

 28歳で政界入りしてからも、短くメリハリのきいた発言で超人気者として存在感を高めている。この面では純一郎に酷似しているが、若い頃の父は決してそうではなかった。それだけに父は狂喜する半面、人気先行を心配しているはずだ。

 だが心配無用。彼は謙虚一辺倒である。とはいえ、今秋の自民党総裁選で「事前に投票者公表」と述べたのは感心しない。落選候補の陣営を敵に回す危惧があるからだ。ここは猛省を。

 卓越した記憶力、周辺への配慮も加わる。いずれ日本の顔に駆け上がって行くことだろう。党青年局ポストで精一杯活動し、政権奪還の要となるのが当面の責務である。