(写真=代表撮影/AP/アフロ)

 有能な政治家だ。わが国の昨今の首相と比べて、抜きん出ていると思う。リーマンショックで疲弊した韓国の経済をかなりのところまで再建した。わが国の低迷ぶりを顧みれば、外因性の低迷を除きほぼ満点の経済運営を指導したリーダーなのである。

 なのに、人気がない。軍人出身のマッチョな風貌を持っていないことが、あの国では致命的なマイナス要素になるのだろうか。成績が少しでも落ちると、とたんに非難の対象になる。まるで働き者の継子みたいな扱いだ。

 で、無理をせざるを得なかった明博さん(日本のネット掲示板では、若干の親しみと揶揄をこめて、「アキヒロさん」と呼ばれている)は、竹島で似合いもしないパフォーマンスをやらかして、墓穴を掘る。主たる責任は、優秀なCEOに将軍の威厳を求めた韓国民の成熟度の低さにある。実に気の毒な展開だ。

 ということで、アキヒロさん、どうだ? 亡命してうちの国で財務大臣でもやってくれないか? 席は空けておく。考えてみてくれ。