(写真=ロイター/アフロ)

 永守さんは洛陽工業高の3年先輩であることから、ひそかな喝采を送っていた。その目的意識と行動は、恐るべき確信に満ちている。最初の十数年は「資金の蓄積。そして経営者の素養をつける修業期間」とし、「苦労こそ財産。有形無形の利子が付いてくる」と逆風に立ち向かい、斬新なモーターを作り出して圧勝してゆく。

 その後、M&Aを活用するが、買収が到達点ではない。その後の企業文化や制度の融和、人材育成などに彼の人間力がフル活動。「1年365日働き続ける社長」と言われるが、他にも「非同族、非下請け、グローバル」「すぐやる、必ずやる、出来るまでやる」「情熱、熱意、執念」などのスローガンがある。コピーライター的視点で言うと、「非同族」「出来るまでやる」「執念」の部分があるから効く。総理大臣、永守さんにやって頂きたい。