(イラスト=信濃八太郎)

 数年前、今は亡きスティーブ・ジョブズの新製品発表のプレゼンテーションを見て、製品の魅力を伝える手法に思わず引き込まれるような感覚になりました。

 今、日本の家電メーカーは厳しい環境にありますが、私どもから見るとその技術や品質の「優位性」はやはり際立っている。ただ、消費者に製品の持つ「有意性」が十分に伝わっていないのではないかと思うことがあり、小売りとしても反省しなければなりません。

 消費者の立場に立ったモノ作りとその製品の魅力をうまく伝えることはパナソニックの伝統ではないでしょうか。そして、技術出身の津賀社長であれば消費者の立場で製品を作られるのは言うまでもなく、伝統を受け継ぎ、製品の魅力を自らの言葉で伝えられると思います。私も津賀社長が創り出す製品の魅力を、小売りの現場から発信していきたい。