(写真=青沼修彦)
(写真=青沼修彦)

 樋渡啓祐さんをみていると、「本当にタブーがないんだな」と強く思う。武雄市立図書館にスターバックスを誘致した件もそうだ。ゆったりとした空間で、コーヒーを飲みながら本が読めれば、それに越したことはない。ただ、従来の常識では、公立図書館に民間企業を入れるなどということはあり得ない。その常識に直面して、普通は構想をあきらめることになる。

 だが、樋渡さんはおかしいと思うこと、利用者にメリットがあると思うことはひるまずに改革を推し進めていく。前例がない中で、最初にテープを切るのは勇気がいることだが、彼はその批判を恐れない。行政には住民目線の、当たり前の発想が不足している。おかしいと思うことをおかしいと言う――。樋渡さんのような感覚の首長が増えていけば、日本は変わっていくと思う。今後も期待している。

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