(写真=Jan・Buus)

 動きの速いインターネットの世界で、最速で成功を勝ち得ている「LINE」は、アジア発の世界No.1企業になる可能性がある。森川さんが開発した「LINE」は現在、人気絶頂のネットサービスだ。私は中学生の孫に教わった。独自の絵文字「スタンプ」を活用し、瞬時にメッセージをやり取りできる。

 日本発のサービスで、世界を席巻することは、まさに私の夢だった。韓国を本拠とするNHNの日本拠点を率いる森川さんはスマートフォンの分野で新たなビジネスモデルを構築した。日本だけでなく、台湾、タイ、香港などで、16カ月の間に世界7000万人のユーザを集めた。

 日本企業は、デジタルエコノミーの中心で起きている、規模拡大をめざす半導体の大競争に飲み込まれ、従来型のモノづくりは危機に瀕している。またグローバルなネットサービスも日本からはなかなか出なかった。その中で、世界に通用するビジネスモデルを持つ企業が、ついに登場したことは喜ばしい。