(写真=佐藤博信)

 太陽のような人だ。

 10年ぶりに「組曲」のCM制作が決まったとき、初めて森本さんに会った。最近のCMは言葉で説明を尽くすものが多いが、森本さんは100%心で理解して、100%素直に、自然な形で表現しようとする。どうすれば今を生きる人たちの五感に訴えかけられるのか、常に感じ考えている。だから森本さんの作品には「今」が必ず投影されている。

 森本さんの手がける映像はファンタジーであり、現実的でもある。まるで宮崎駿さんのアニメの実写版のようだ。そして、森本さんは宮崎駿作品のピュアな主人公に重なる。純真な心で、人々を巻き込んでいく。

 「コミュニケーションディレクター」という肩書きの下、今では広告制作から空間デザイン、子供向けのワークショップまで広く手がける。「夢をカタチにし、人をつなげる」。そんな彼女に、多くの刺激と勇気をもらっている。